花房火月先生｜“SNS”。やるとなったら本気でやらないとダメですよね！

美容クリニックのドクター達もSNSを使ってあらゆる情報を発信する時代。しかし、 “SNSで有名な先生”と“技術があって信頼できる先生”がイコールなのか、疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで、SNSを上手に活用されている医療法人社団清優会 理事⾧の花房火月先生に、情報を発信する立場からのお考えや、活用の秘訣を伺ってみました。

かんたんな言葉で分かりやすく、誤解のないように伝えたい。

Q. まず、花房先生がSNSを始められたきっかけについてお聞かせください。

A.＿花房先生
クリニックを立上げた当初から、オンライン広告は活用していて、SEO対策やリスティング広告から始めていましたが、徐々にSNSの重要性を感じるようになりました。
最初は、細々と自分のライフスタイルを中心にSNSで発信していたんです。そのうちに、普通に医師のライフスタイル〈普通のおじさんの日常！〉を発信していても意味がないことに気づきまして（笑）、ここ5年くらいから、本格的に仕事と結び付けた情報発信をするようになりました。やはり、医者は医学的なことを発信しないとダメだと思いました。

Q. 受け手の解釈によっては誤解が生まれてしまう…言葉の難しさが課題だと思いますが、情報を発信する立場として、先生の中で何か心掛けていることはありますか？

A.＿花房先生
おっしゃる通り誤解がないように伝える難しさがありますよね。
自分の場合は、相手に物事を伝える時には「客観視」という目線が、割と大事だと思っているんです。いつも「我々のやっている治療の内容や魅力、技術力などを、できるだけ分かりやすく伝えたい」ということを大いに意識してSNSに取り組んでいます。

Q. SNSの使い分けとして、先生の中で何か“マイルール”などはあるのでしょうか？

A.＿花房先生
SNSはそれぞれTwitter民、Instagram民、YouTube民など、ツールによってカラーが違うというのは認識していて、個人的に一番有効だと思っているのがYouTubeなんです。反響数も含め、メディアとしての力、患者様にささる力が一番強いと実感しています。実際にも、「YouTubeを見て来ました！」とおっしゃって来院される患者様も多かったりします。

そして、Twitterに関しては、主にYouTubeへの誘導としてサブ的に使っています。他にInstagramは、新製品であるとかビフォア・アフターの写真を載せる時に使い分けています。

“YouTube”のパワーを実感。改めて「自分の強み」に気づかされたりします。

Q. 先生のYouTubeでの配信スピードはすごいですね。テーマごとに分かりやすく作り込まれていますが、構成やコンテンツは先生ご自身で決めていらっしゃるのですか？

A.＿花房先生
そう言っていただけるとありがたいです。コンテンツは、実際にやっている治療内容や、日頃思っていることをベースに自分で決めています。
過去に、YouTubeの力を痛感した出来事がありました。その頃は、まだ登録者数が1,000人くらいでしたが、“無料質問コーナー”という企画をやったところ、質問が30〜50個程あって、その反響数に驚きました。自分の得意分野などを動画配信して、反響のあった質問を更に深掘りしていくスタイルは、とても効果的だと思います。YouTubeは、これが出来るパワーのあるメディアだと思っています。

Q：質問を受けることで“ニーズの掘り起こし”ができたり、受け手側とのコミュニケーションから、何か新しい発展があったりしますか？