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魅力を引き出すための最新技術による目元治療 前編 高田章好先生×西林涼子先生

魅力を引き出すための最新技術による目元治療 前編 高田章好先生×西林涼子先生

2021.07.21

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今回対談するのは、大阪大学形成外科招聘教授(美容医療) 高田章好先生と、りょうこ皮ふ科クリニック 院長西林涼子先生のおふたりです。子育てをしながらクリニックを開業するなど、外科医としてのキャリアを着々と形成されている西林先生は、高田先生がいま最も注目しているドクターのひとり。美容医療の道を目指した経緯や、形成外科治療の魅力について語っていただきました。

――まずは、西林先生と高田先生が知り合うきっかけとなったエピソードを伺えますか。
西林先生:
高田先生は医局の大先輩で、私が入局した当時は美容講座で教鞭を取っていました。はじめは恐れ多くて話しかけることもできないくらい遠い存在でしたね。こうしてお話するようになったのは、同門で高田先生に教えてもらっていた、夫を通してです。気がつけば声をかけてくださるようになり、今ではもう師匠のような存在。一緒に働いたことこそありませんが、相談事は何でもリカバーしてくださるので、難しい症例ばかり頼ってしまいます。

高田先生:
お話のとおり、西林先生は私の医局の後輩です。当時、直接指導するという機会こそありませんでしたが、同門なので、もちろんお顔は知っていました。今こうして対談する間柄になったと思うと、縁とは不思議なものだなと感じますね。

――西林先生が、高田先生を尊敬されている気持ちがよく伝わってきましたが、高田先生も西林先生のことは期待されているからこそ、その信頼に応えていらっしゃるのでは?
高田先生:
そうですね。西林先生は形成外科専門医の資格を取得しているだけでなく、その間に、結婚・出産も経験されています。形成外科は、女性がキャリアを積むのが難しい分野なのに、さらには開業というセカンドキャリアにまでチャレンジしている、これはなかなかできないこと。ぜひ、形成外科におけるロールモデルとして後輩たちを導いてほしいです。

西林先生:
確かに、女性の外科医で、出産後のモデルケースとなるようなキャリアを歩んでいる医師は少数。私も含め、みんな自分の進むべき道を模索しているのが現状です。なので、私のケースが、「子育てをしながらもやりたいことはできる」という、いい事例になればうれしいです。

――西林先生自身もまだ手探りの状態ということですが、形成外科を志す後輩たちの道しるべとしてご自身から情報発信を行うなど、取り組まれていることはありますか。
西林先生:
はい、情報発信についてはクリニックの先生方にも協力してもらい、複数の医師から発信するように心がけています。これは、いろいろな医師の視点で投稿することによって情報に偏りをなくし、正しく伝えるためです。今は子育て中のため、クリニックの診療時間を17時までにしているのですが、早めに終了している分、子供たちを寝かしつけた後にSNS投稿の時間を設けて、自ら発信することは欠かさないようにしています。

――仕事と子育ての合間で、時間を見つけながらも情報発信をされているのはさすがですね。西林先生はなぜ美容医療のドクターを目指されたのでしょうか。きっかけはありましたか。
西林先生:
研修医時代、老人ホームへ研修に行く機会があったのですが、その時、入居者がちょっとお化粧しただけでとても明るくなり、気持ちが安定する姿を目の当たりにしたのがきっかけです。外見を少し整えただけなのに、それが内面の健康にもつながっていることに感銘を受けました。きれいになれば、気分が明るくなって、心も体も健康になる。私もそのお手伝いをしたいと思ったんです。

――それはすてきなエピソードですね。実際にこの道へ進まれてみていかがでしょう。西林先生にとって形成外科とは?
西林先生:
形成外科は、繊細さとダイナミックさの両方を兼ね備えた医療分野です。単純に見た目をよくしたらいいというだけではなく、機能的改善を考えながら、繊細にかたちづくるという両方を成し遂げなければいけません。そのためには、全身を熟知している必要もあります。機能性と美しさのバランスを取ることは難しいですが、私にとってはやはり面白さの方が勝ります。

――形成外科の「面白さ」をもう少し具体的に言うと?
西林先生:
形成外科は、一つの病気に対して治療法が一つとは限りません。たとえば、がん患者であれば悪いところを取り除く以外の方法しかなく、正解がある程度決まっています。しかし形成外科の場合、一つの病気に対してどの治療方法が一番いいかというのは、医師によって異なります。さらにはその選択によって、結果も変わります。答えが医師の数だけ存在するからこそ、「患者さんにとってのベストは何か」と考えるのは腕が鳴りますし、選択した解説方法のすべてが「正解である」という可能性の広さに、魅力を感じます。

――なるほど。アプローチする方向が、いくつもあるというのが「形成外科」なんですね。高田先生はいかがでしょう。
高田先生:
形成外科は、先天奇形やがんなどの病気、あるいは交通事故で生じたマイナス部分を、“普通”に戻すための医療。一方の美容医療は、普通の人をよりよく“プラス”にするための医療。僕は昔、形成外科医として働いていた時期もありましたが、形成外科も美容医療も、目指すゴールは同じだと思っています。なぜなら、どちらの場合も患者さんを“マイナス”にする治療ではないからです。このあたりの考え方やアプローチについてもっと極めたいと思ったので、形成外科から美容外科に転身しました。

――高田先生が極めたいとおっしゃるその内容について、もう少し具体的に伺えますか。
高田先生:
たとえば、数年前にある歌手が眼瞼下垂の手術を受けて話題になりましたが、メディア露出が多い方は、印象が大きく変わってしまうような治療をしてはいけないと私は思います。患者さんから要望があったのかもしれませんが、やはり治療を行うからには「プラスになったように見えない治療」は、してはいけない。だから、実際その病気が形成外科の領域だったとしても、患者さんの立場や生活も考慮した時には、美容外科の目線でプローチする必要もある。そういった的確な判断が美容外科では重要になってくるのです。
本音を言うと、私自身いろいろなアプローチができないのは面白くないと思うところもありますが、やはり形成外科の医師は「提案できる引き出し」が多いに越したことはありません。

――美容医療の形成外科治療は、どのような患者さんに取り入れてほしいとお考えでしょうか。
西林先生:
大事なのは、自分が気になっているかどうか。逆に、気にならなければ、周りから何か言われても必要ありませんし、周りも無理に勧めたりしない方がいい。アンチエイジングは趣味の世界だと考えているので、治療することで自分が満足できて、明るく前向きになれるなら積極的に取り入れたらいいと思います。自分に自信が持てず心が沈んでいる方にとって、その一歩を踏み出す応援をするために、私がすることは日々研鑽するだけです。

――西林先生がこの道を目指すきっかけになった老人ホームでの出来事が、まさに今お答えいただいた考えそのものですね。やりたいことに向かって突き進む原動力がどこから来るのか、垣間見せていただきました。

対談の後半は、マスク着用が定着した今、自分らしさを印象づける“目元”の美容医療について、その魅力を引き出す技術や奥深さなどを、形成外科の視点から語っていただきます。

りょうこ皮ふ科クリニック
大阪府豊中市新千里東町1-1-3 SENRITOよみうり3F クリニックモール内

関西医科大学卒業後に大阪大学医局で研鑽を積み、形成外科専門医を取得した西林涼子院長が、診療から施術までを担当。顧問医師でもある大阪大学形成外科招聘教授(美容医療) 高田章好先生の協力のもと、女性ならではの目線で治療に取り組む。

日本形成外科学会認定 形成外科専門医
日本美容外科学会 美容外科専門医
日本抗加齢医学会認定 抗加齢医学会専門医

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