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私の開業~「“邪道”だと思っていた美容医療 開業して気づいた医療の在り方」 花房火月先生~
2020.05.29
2020年2月、埼玉県の大宮にグループで6院目となるクリニックをオープンした医療法人清優会。2011年の開業から、瞬く間にグループを成長させた花房火月先生に、ご自身の開業観について語っていただいた。
医局での働き方に疑問 そんな時に訪れた転機
医学生の頃は外科医を目指していましたので、がん研有明病院で初期研修を終えました。そこでは多くを学びましたが、自分の体力を考えると外科は厳しいということも分かり、皮膚科医の道へ進むことに。東大病院で初期研修と専門研修、その後、NTT関東病院と東京厚生年金病院(現・東京新宿メディカルセンター)で経験を積みました。
医局に属し、多くの素晴らしい指導医と出会いたくさんのことを勉強させていただきましたが、臨床の現場に立つうちに、医局人事で動くことにやや疑問を感じ始めました。1年に1回、ローテーションで病院が変わってしまうので、患者様と深く関わることができないことをもどかしく思っていたのです。腰を落ち着けて、ゆっくり患者様と向き合いたい。そういう気持ちが、徐々に芽生えてきました。
そんな折、知り合いの先生から「持病が悪化してしまったため、クリニックを引き継いでくれないか」というお話をいただきました。当時、私はまだ30代前半でしたので、軽い気持ちで引き受けてしまい、そこから私の開業医としての道が始まったのです。
「美容医療は邪道」と聞いて育って
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