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【開業医のコロナ対策 医師・宮田成章先生】コロナ禍に考える 美容医療は“不要不急”なのか?
2020.05.19
新型コロナウイルスの感染者減少を受けて、東京や大阪などを除く39の県で緊急事態宣言が解除されました。都内でも、感染者が減りつつあることを喜ぶ一方で、流行の第二波、第三波が来ることも懸念されています。新型コロナウイルスとの闘いが中長期化することも予想される中、クリニックはどのようにコロナと向き合えばよいのでしょうか。
都内で開業されている『みやた形成外科・皮ふクリニック』院長の宮田成章先生に、コロナ禍での美容医療の在り方について、お話を伺いました。
「美容クリニックに患者が殺到」は間違い
———新型コロナウイルスによってどのような影響がありましたか?
まず大きかったのは、患者数の減少です。緊急事態宣言以前と比べて、患者様の数が減りました。一部、数年ぶりに来院される方や、在宅ワーク中に施術を受けたいという方もいらっしゃいます。しかし、そういった方はごくわずかで、外出を控える方のほうが圧倒的に多いです。私の知人のクリニックでも、患者数の減少に悩んでいると聞いています。
メディアで言われるように、美容クリニックに患者が殺到しているということは全くありません。「外出自粛がダウンタイムに利用できるため、美容外科クリニックは大繁盛」というのはミスリードです。
また、マスクやグローブなどの備品は、どこのクリニックでも不足状況にあります。当院では、コロナ禍の前から発注をかけていたので、在庫が切れてしまうということはないものの、ぎりぎりの状態を維持しています。
それから心配なのが医療機器の故障です。レーザー機器などは海外製のものが多いため、万が一故障でもしてしまうと、修理に時間がかかってしまう可能性もあります。そうなれば、治療が提供できなくなってしまうかもしれませんので、機器の取り扱いにはいつも以上に注意しています。
命を守るのは、基礎的なことの積み重ね
———クリニックではどのような新型コロナウイルス対策をとっていますか?
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