常盤肇先生|アライナー矯正歯科治療のこれからを考える
2021.09.08
”アライナー治療”といったキーワードの浸透からもわかるように、アライナー矯正歯科治療に関する患者様の関心が高まっています。今回は、アライナー矯正歯科治療の現状と展望について、医療法人社団真歯会 常盤矯正歯科医院 院長 常盤肇先生にお話を伺いました。常盤先生は、2021年10月に開催の「自費研フェスティバル2021」において、矯正専門医の視点からご講演いただく予定です。
Q:アライナー矯正歯科治療がもたらす変化とは?
まず、アライナー矯正歯科治療とは、正式には「アライナー型矯正装置を用いた矯正歯科治療(以下、アライナー矯正歯科治療)」のことです。
アライナー矯正歯科治療がもたらした変化は、矯正歯科治療を希望される患者様の母集団が増えたことです。結果として、歯の移動がシミュレーション通りにいかないといった問題が散見されるようになりました。その場合には、再印象し、アライナーの再製作、あるいはリカバリーするためのテクニックが求められます。
また、歯科矯正学的診断を行わず、十分な適応症の検討をしないで安易に、アライナー矯正歯科治療ですべての症例を対応しようとすると、予想外の展開になった際に、患者様とのトラブルにもなりかねません。十分なコミュニケーションや、治療効果に合わせた対応力が求められています。
Q:歯科医院の差別化によるメリットとデメリットとは?
アライナー矯正歯科治療は、症例によっては、簡便でチェアタイムを短くできるといったメリットはあります。歯科矯正専門医の視点から考えると、実際はチェアサイドでの自由度が少ないように感じてしまいます。しかし、歯科矯正専門医の視点から考えると、実際はチェアサイドでの自由度が少ないように感じてしまいます。
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