【特集】見直そう!自費カウンセリング②歯科医師と患者の懸け橋 トリートメントコーディネーター
2021.05.18
歯科医院などでカウンセリングを専門に行う「TC(トリートメントコーディネーター)」という人材がいるのをご存じでしょうか。「患者と向き合い、正しい情報を提供することで信頼関係を構築する一助になる存在」として注目を集めています。
TCとは患者と歯科医師の架け橋になる存在がTCである
そもそも、TCとはどのような業務を担う人材なのでしょうか。TCを数多く育成しているTCマスターカレッジ代表の鈴木誓子氏とTCの資格を持っているスタッフの橋本佳奈氏にお話を伺いました。
「TCは患者様と歯科医師とをつなぐ懸け橋となる役割を持っています。緊張を和らげるほか、本当に必要な医療情報の提供を行うため、歯科医師が話す難しい専門用語を分かりやすくかみ砕いてくれる通訳のような存在でもあります」(鈴木氏)
TCは歯科医師が行った診断や検査結果をもとに、患者に対して診療方針を説明します。効果的と考えられる治療方法を複数案提示しますが、保険適用となる治療方法が必ずしもベストな選択とは限りません。院長が考える診療方針をうまく伝えるスキルがTCには求められます。
TCの仕事の幅は広く、その役割は歯科医院によっても異なります。院長の右腕としてマネジメント能力を発揮し、経営的な視点での利益向上に寄与しているTCや、リーダー的な存在としてスタッフ教育を担っているTCもいます。ただ、TCにとって大切なのは小手先のテクニックで利益を上げることではありません。「治療を選択するのはあくまでも患者様なので、TCは最善の選択をしてもらうための情報提供の質を上げることが重要です」(鈴木氏)
他院の成功例に学んでTCを育成するケースも
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