【予防は体の内側から。歯科領域への分子栄養学導入のススメ】吉田歯科診療室デンタルメンテナンスクリニック 院長 吉田格先生
2020.10.20
忙しすぎる現代人は誰もが何かしらの不調を抱えていると言われ、栄養に関する問題は今や医科だけでなく歯科にも広がっています。歯科領域における栄養医学療法の第一人者であり、積極的に発信活動に取り組まれている吉田格先生にお話を伺いました。
完全自費診療を見据えての準備期間
――開業当初から完全自費診療のクリニックだったのでしょうか。
日本橋で開業した当初は保険診療も行っていましたが、いずれは完全自費診療への移行を目指しておりました。自分が納得した治療を提供しないことには、患者さまにも納得していただけないと考えたからです。まずは技術を磨こうと、とにかく勉強しました。当時、今ほど多くなかったのですが、いろいろな研修会に参加しました。そのような時間がたくさんあったことは恵まれていたと思います。
患者さまに「ここに来てよかった」「診てもらえてよかった」と思っていただけるような治療を提供できるよう、日々研鑽を重ねてきました。
――完全自費診療への移行にはどのような準備をなさったのでしょうか。
患者さんのほとんどは遠方から来るわけですから、わざわざ選んでいただけるような付加価値を提供できるよう努力しました。そのため、治療技術はもちろんのこと、院内設備・スタッフの接遇面も強化しました。また情報発信にも注力しました。
設備面では徐々に顕微鏡の数を増やし、現在はユニットすべてに設置しています。オペを行う以上は滅菌機も最高レベルのものをと思い、クラスBのものを導入しています。接遇面ではスタッフはすべて歯科衛生士の資格を有し、秘書検定や顕微鏡学会認定資格の取得を積極的に進め、どのような場面でも高度な対応ができるようにしてきました。発信面では、インターネットの普及が追い風になりました。今でも10年以上も前のYouTube動画をきっかけに来院される患者さまもいらっしゃいます。ブログやホームページにも注力し、多くの患者さまに知っていただけるようにしました。
そして自費診療の収入が9割を超えた頃、スタッフの後押しもあって完全自費診療へ移行しました。
既存の治療に3つの柱を組み込んだ独自のスタイル
――特に力を入れていらっしゃる治療について教えてください。
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