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潜在ニーズにどう答える いま、歯科医師は何をすべきか
2020.04.15
若い世代を中心に、整体や食育について話す歯科医師が増えました。まだまだ地域差はあるものの、全身管理の重要性に対する認識が高まりつつあることを実感します。
私自身、より良い治療を患者に提供するべく、技術の向上に励んできましたが、そもそも治療とは問題箇所の修復です。歯科医師に課せられているのは、治療の必要がない状態を保つにはどうするべきなのかを正しく伝え、意識改革を促すことではないでしょうか。
なぜ患者が歯科トラブルを抱えることになったのか、その背景を把握するようにしています。食生活に原因があれば食事内容を、整体的な問題があればその改善法を指導するようにしていますが、習慣・蓄積とは恐ろしいもので、それがかえってストレスとなり、身体の別の箇所に不調が現れることも珍しくありません。
大人になってからの意識改革はなかなか思うようにすすまないものです。予防的な観点から、これからますます小児歯科が注目されるでしょう。北欧などのように、予防歯科について学ぶ機会を子どもの頃から用意し、「なにをどのように食べたら身体になにが起きるのか」を成長期までに身に着けさせることが重要です。
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