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男性器治療を“ビジネス”から“医療”へ ― 日本男性器学会 理事長・平山和秀医師が示す新たな基準

男性器治療を“ビジネス”から“医療”へ ― 日本男性器学会 理事長・平山和秀医師が示す新たな基準

2026.02.25

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男性器治療は、いま確実に市場として拡大しています。
しかしその拡大は、必ずしも秩序だったものではありません。ヒアルロン酸などの注入療法が主流となり、広告は過熱し、修正手術も増加しています。医療従事者の立場から見れば、「基準の不在」という構造的な課題が浮かび上がります。

こうした状況に対し、「基準をつくる側」として立ち上がったのが、一般社団法人日本男性器学会です。

今回は、理事長を務める平山和秀医師(カズ博多クリニック院長)に、男性器治療の現在地と未来について話を聞きました。

「病気がない」という空白


平山医師は、男性器領域には特殊な構造があると語ります。

「男性器には、実はほとんど“病気”がありません」

泌尿器科で扱う疾患の中心は前立腺、腎臓、膀胱であり、陰茎そのものを対象とした疾患は多くありません。陰茎癌は存在しますが、専門医でも一生に数例経験するかどうかという頻度です。

その結果、
・男性器専門医が育ちにくい
・学術団体が存在しない
・ガイドラインが整備されていない
という空白が生まれました。

インターネット上には断片的な情報が溢れ、患者は何を基準に選べばよいのか分からない状況に置かれています。

拡大する市場と患者の“長い検索”

カズ博多クリニックには、関東圏や海外からも患者が来院します(今春、東京院開院)。
「半年ごとに検索を繰り返していた」と語る患者も少なくありません。

多くの患者が口にするのは、「異物を入れる治療は避けたい」という言葉です。しかし、他に選択肢が見つからない。

現在の男性器治療市場では、注入療法が主流です。患者から見れば、大手が行っている治療は“標準”に映ります。しかし医学的妥当性、長期安全性、修正リスクの観点からは慎重な検討が必要なケースもあります。

この現状を放置すれば、「男性器治療=ビジネス」という印象が固定化してしまう。
それが、平山医師の危機感です。

学会が掲げる使命 ― 医療への回帰


一般社団法人日本男性器学会

こうして設立されたのが一般社団法人日本男性器学会です。

平山医師が選んだのは、自院の拡大ではなく“学会”という形でした。
その理由は、個人の発信ではなく「集団としての基準」が必要だったからです。

男性器治療において本来評価されるべきは、
・解剖学的整合性
・機能維持
・長期安全性
・術後フォロー体制
といった医療的指標です。

学会は現在、
・治療の定義づけ
・ガイドライン策定
・認定医制度
・認定施設制度
の整備を進めています。

これは肩書きの付与ではなく、「誰がどの基準を満たしているか」を明確にする取り組みです。患者が広告ではなく基準で選択できる環境を整えることが目的です。

血流再構築という新たな基準

学会が提示する新たな基準の中心にあるのが、「血流」という視点です。

男性器のサイズや機能は血流量に大きく依存します。異物を追加するのではなく、本来持っている血流ポテンシャルを引き出すという考え方です。

その具体的術式の一つとして提示されているのが、平山医師が開発した「バック筋膜解除法」(登録第2023-100894号)です。

陰茎背側を走行する血管・神経を包む筋膜の緊張を解除し、血流の通過障害を改善することで、機能改善およびサイズ向上を目指すアプローチです。

これは単なる増大術ではなく、血流力学と解剖学に基づく再構築という位置づけです。外科的基礎技術があれば習得可能であり、特殊な高額機器を必要としない点も特徴です。

学会としては、こうした血流再構築型の治療思想を整理し、医学的観点から定義づけることを目指しています。

Male Genital Treatment Partnership(MPS)構想

さらに学会は、Male Genital Treatment Partnership(MPS)を提唱しています。
これは単なるフランチャイズではありません。標準化された医療ネットワーク構想です。
8年間で蓄積された約1万件の問い合わせ・症例データを共有し、
・教育プログラム
・認定制度
・術後フォロー体制
を整備します。
対象は泌尿器科専門医、外科系医師、そして自費診療を拡充したい医師です。

女性美容がレッドオーシャン化する中、男性器治療は未整備でありながら高い潜在ニーズを持つ分野です。MPSは、医療の質を担保しながら持続可能な展開を可能にする仕組みです。

未来への視座


「10年後には、メンズ美容が女性美容と同規模になる可能性があります」と、平山医師が語ります。

男性の自己投資意識は確実に高まりつつあります。市場が拡大するからこそ、いま基準を整える必要があります。基準がなければ、治療の質はばらつき、患者は再び広告や価格で判断せざるを得なくなります。

平山医師が示す“新たな基準”とは、単一の術式の普及ではありません。
医療としての責任を明確にし、治療の評価軸を言語化し、教育とネットワークを通じて質を担保するという構想です。

市場に合わせる医療ではなく、医療が市場を整える。
その姿勢こそが、男性器治療を“ビジネス”から“医療”へと転換させる鍵になるのかもしれません。

二週連続ウェビナーで語られるもの

自費研では、本テーマをさらに深く掘り下げる二週連続ウェビナーを開催します。

第1回では、男性器治療市場の現状整理とともに、「バック筋膜解除法®(登録第2023-100894号)」の基本概念と治療設計について解説します。

第2回では、修正症例や応用展開、血流改善の理論的背景、そして導入モデルまで踏み込んだ内容を予定しています。

男性器治療を“ビジネス”から“医療”へと再定義する議論を、ぜひご確認ください。

第1回ウェビナー申し込みページはこちら >

第2回ウェビナー申し込みページはこちら >

平山医師の活動
& MORE
医療のその先へ
― 発信という責任

平山医師の活動は、診療や学会運営にとどまりません。

2026年1月には、親子で“からだの大切さ”を学ぶ性教育絵本の医療監修も務めました。幼少期から正しい知識と自己肯定感を育むことの重要性を伝える取り組みです。

男性器治療という専門領域に向き合う一方で、「からだをどう理解し、どう守るか」という根本的なテーマにも発信を続けています。

男性器治療を“ビジネス”から“医療”へ。
その取り組みは、診療の現場だけでなく、社会全体への問いかけでもあるのかもしれません。

このページに関するお問い合わせは自費研事務局までお願いします。
https://jihiken.jp/jihiken-ni-toiawaseru/

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