医療痩身ニーズのリアルと理想の痩身方法~開院以来16年間痩身治療に取り組むクリニックに聞く ~
2021.04.28
今も昔もニーズの高い痩身治療。脂肪吸引をはじめ、さまざまな痩身治療が登場するなか、2020年から続く外出自粛やリモートワークなどの生活の変化で、医療痩身のニーズは果たして高まっているのか。またこの状況下でどのような痩身治療を提供しているのか。
開院以来16年間医療痩身に取り組み、現在もさまざまな場で痩身について発信されている、渋谷DSクリニックの林博之院長に語っていただいた。
渋谷DSクリニック渋谷院 院長 林 博之 先生
渋谷DSクリニック
https://dsclinic.jp/
現状のニーズは横ばい 経済的な理由も?
——去年から続く社会環境の変化で、痩身ニーズが顕在化してきたと考えます(※1)がいかがでしょうか?
まず生活が変化したからといって、患者さんの総数が増えたという感じはしません。リモート出勤や外出自粛で太ったという話はよく聞きますが、では医療痩身を始めようという方はそこまでいないのかもしれません。「不要」ではないけれど、痩せないと生活ができない訳ではないという「不急」だからかもしれませんね。
うちに来院される新規の患者さんは、女性が8割・男性が2割くらいで、どうしても自己流でダイエットできないという方が多い。年齢層も、もともと幅広い年齢の方がご来院されており、特に変化を感じてはいません。
医療痩身を受けたい方はおそらく常にいらっしゃると思いますが、自由診療になってしまうため治療費の不安があると思います。給与が減っているという話も耳にしますし、やはり少し手が届かないのが現状だと思います。そのため、身近でいける24時間営業のフィットネスジムや、美容クリニックよりも安価なエステサロンへ行って痩身したいという人が増えているのではないか(※2)と思っています。
この時代だからこその医療痩身へのこだわり
——貴院では免疫力を落とさずに、健康に痩せるということを推奨されています。その方法やお勧めする施術などを教えてください。
痩せたいのであれば、健康的に痩せなければいけません。急激なダイエットは必ずリバウンドするため行わないことを強調してお伝えしています。当院では、身体を冷やさないことを考えて血行促進目的で高周波治療を導入し、免疫力を落としたくないという人にはオーダーメイドで漢方薬の提案を行います。これらの治療は、このコロナ禍では特に有効だと考えます。この状況下のなかでファスティングや断食を行うと免疫力が下がってしまい、コロナに罹患する確率も高くなると考えています。
痩せるためには食事が大切であることから、クリニックには管理栄養士を3〜4人在席させ、患者様に合った食べ方や摂取カロリー、栄養バランスの問題などを含めて指導しています。それがリバウンドの少ないダイエットの本当のやり方だと思います。痩身の正道ですね。
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