トラブルの多い“L型プロテーゼ”による失敗事例【自費診療トラブル事例集】
2019.03.11
トラブルや訴訟の多いイメージがある自費診療業界だが、実際に起きた事例を取り上げて、再発を防ごうという本コラム。
今回は、“鼻”に関する施術をめぐって実際に裁判が行われた事例について取り上げる。
東京都消費生活総合センターによると、鼻に関する施術では、プロテーゼによるトラブルが多く、シリコンの偏位、穿孔露出、感染など、異物を挿入した際に起きうる問題が顕著であるという。
事例概要
男性Aは美容クリニックで、鼻、眼、こめかみ等の美容手術を複数回受けた。鼻にはL型プロテーゼを挿入する隆鼻術を行ったのだが、術後、鼻孔の不整や左右差が生じたとして、クリニック側の手技上の過失や説明義務違反を訴えた。
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