経過観察を怠って、損害賠償2,800万円【自費診療トラブル事例集】
2019.02.20
トラブルや訴訟の多いイメージがある自費診療業界だが、実際に起きた事例を取り上げて、再発を防ごうという本コラム。
今回は、二重瞼手術をめぐって実際に裁判が行われた事例について取り上げる。
東京都消費生活総合センターによると、美容医療に関する相談のうち、二重瞼手術に関する相談は数多く、相談数・平均契約金額はともに増加傾向にあるという。
事例概要
女性Aは美容クリニックにおいて、重瞼術(二重瞼手術)を受けた。術後措置として、抗生物質・腫れ止めの内服薬を3日分と、患部の塗り薬は与えられたが、遮眼措置は行われなかった。
翌日以降、Aの瞼は腫脹が酷くなり、数日経っても腫れは引かず、心配したAの母親がたびたびクリニックへ電話による相談を行っていた。
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