
国際オーソモレキュラー医学会レポート vol.3_ピックアッププログラム紹介①
2018.12.19
当日は他ジャンルに渡る多様なプログラムが議論された。高齢化社会を迎える日本では、がん・心臓病・糖尿病・アレルギー疾患など慢性病が急増することが予想される。予防・治療にまで射程を広げるオーソモレキュラーはまさに時流に乗っているという期待が高い。お2人のドクターによる講演レポートに続き、編集部がピックアップした内容をプログラムレポートとしてお届けする。
「オーソモレキュラー医学の歴史」を学ぶ
オーソモレギュラー医学ニュース 編集長 Andrew W . Saul 氏により本治療の歴史が語られた。高濃度ビタミンCの提唱者としても知られるライナス・ポーリング博士とも親交があったことで知られるソウル氏によると、オーソモレキュラーの歴史は決して順風満帆だったわけではない。先人の苦労があって今日の礎が築かれた歴史が発表された。
水素を活用した治療について
近年、水素を使った医療が注目を集めている。一時的なブームが去り、冷静に医療への応用が議論されている段階だが、興味深い内容が散見された。「水素吸入と唾液pHとの関係について」と題して小峰歯科医院理事長の小峰一雄先生よりなされた発表は、唾液が酸性であるほど口腔内と全身性疾患の有病者が多いこと、水素吸入による改善効果についてレポートがなされた。
続いて、辻クリニックの辻直樹先生からは水素点滴の導入と臨床効果についての発表があり、今後、どのように応用される可能性があるか提言が行われた。注目を集める分野ということもあり、会場は活発な議論が行われた。
オゾン療法について
血液にオゾンを反応させ、再び体内に戻す血液オゾン療法。エイジング治療など多くの分野ですでに多数のクリニックで導入されている治療方法だが、あらためてその効果と可能性について議論が交わされた。
オゾン療法は特にドイツでの治療が有名で、すでに50年以上の歴史があるとされる。日本では一般的に、体の動きが活性化し、免疫力の強化に繋がり、それが多くの疾患の予防や改善につながると期待されている。
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